国内CMS業界シェア首位
今期は増収増益見込み
インフォネットでは「企業のWeb担当者がより便利に簡単に、効果的な施策を打てるサービス」を開発している。主力事業は、自社開発の「infoCMS」を用いたWebサイト構築。また、アクセス分析ツール、AIを用いたライティングシステムなどの周辺プロダクトの開発や、IRサイト診断、コンサルティングなどにより、「コーポレートコミュニケーションのDX化」を総合的に支援している。
CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の略であり、テキストや画像などのWebコンテンツを手軽に編集できるソフトウェアのことだ。ブログなどを開設しやすいWordpressがCMSとしては有名だが、オープンソースのためセキュリティや機能面から商用としては限界がある。そのため中堅以上の企業や公的機関の多くは、商用CMSを活用してWebサイトを運営している。投資家にお馴染みのIRサイトは、四半期毎に更新を行なうため、CMSとの親和性が高い。故に、同社はコーポレートコミュニケーションを重視する上場企業のIRや広報担当、コーポレートコミュニケーション室などで知られた存在である。
国内にも同業は数社あるが、基本的にはシステム会社であり、Web制作会社に製品を卸す形である。一方、同社はクライアントと直接取引をし、Webサイトの調査・分析から、企画・プロデュース、設計・デザイン・システム開発、運用サポート、効果測定・改善施策までを、ワンストップ且つセミオーダーメイドで提供している点が特徴だ。国内シェアは8年連続でトップシェアを獲得している。
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